中原中也記念館
ここは詩人のふるさと
本館「狐の足あと」の向かいに、抒情的な作風で知られる詩人・中原中也の生涯と作品、世界観を紹介する中原中也記念館があります。平成6年(1994)開館で、建っている場所は中也の生家跡地。建物の外観はコンクリート打ちっぱなし、ちょっとユニークな形は中也が愛用していた帽子がモチーフです。
前庭は中也が住んだ街や詩を紹介するパネルが掲げられた屋外展示スペースになっていて、中也ゆかりの山口線をイメージさせる枕木が敷かれていたり、木製のテーブルとイスが置いてあったりして、屋外でも中也の詩の世界に触れることができます。館内では中也の手紙や日記、詩の草稿など貴重な資料が展示替えをしながら公開されています。旅の便りをしたためたくなるようなポストカードや一筆せん、中也のことを詳しく紹介する公式ガイドブック、お気に入りの詩篇を挟んでおきたいクリアファイル、ノート、詩集など、オリジナルのハイセンスなミュージアムグッズもいろいろ。
有名な一節しか知らなかったけど、改めてゆっくり詩集をひもといてみようかしら。思いを書き連ねて詩を作ってみようかな。そんな気分になるかもしれません。
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