2016年1月
県内19蔵の地酒を取り揃え、飲み比べも可能な居酒屋「赤と黒」。
■ノスタルジックな「ほろよい通り」にある赤と黒
山口県の地酒人気が高まっていることから、山口を訪れたらいろいろな地酒を楽しみたいという方は多いのではないでしょうか。今回は、県内19蔵の地酒を取り揃えている居酒屋「赤と黒」さんへ行ってきました!
お店は路地を入ったところにあるのですが、まず、狐の足あとの前の「湯の町通り」を県道204号線方面とは反対側に歩いていきます。
約50メートル進むと、化粧品「ノガミ」さんがあり、左に曲がると細い通りがあります。「ほろよい通り」と呼ぶのですが、この通りに入っていきます。
ほろよい通りは、小料理屋さんやスナック、バーが並ぶ、ノスタルジックな雰囲気の通り。約60メートル進むと、居酒屋「赤と黒」さんがあります。
店内に入るとカウンター席が12席あります。このカウンターの中で焼き鳥を焼いたり、おでん鍋からお皿によそったりしてくれます。お店の方とお話するにはカウンター席がいいかもしれませんね。奥には、最大36名まで入れる個室もあり、席数は全部で80席あります。
■地酒を少しずついろいろと楽しめます
赤と黒さんのオススメの地酒は、山口市徳地にある新谷酒造さんの「わかむすめ」!店主の奥様が徳地に縁があるということで、以前から応援している蔵なのだそう。わかむすめ1合瓶のそばにグラスを置いてみました。
赤と黒さんでは、どの地酒でも約60ミリリットルのグラスに注いでくれるのが特徴。1合ではなく60ミリリットルにしているのは「いろいろな地酒を味わってほしいから」とのこと。さっそく飲み比べてみましょう。こちらは4合瓶と一緒にグラスを並べてみました。
■寒い日にはおでんがピッタリ!
料理は、名物料理の「ピリ辛みそおでん」を注文。ピリッと七味が効いたおでんで、みそが入っているので濃厚な味わいになっています。玉子、大根、コンニャクなど、定番のものをいただきましたが、どれも日本酒によく合います。具材にトマトもあるそうです。
■手軽に食べられる串焼も人気
カウンターに座ると、目の前で串を焼いてくれるので、食欲そそる香ばしい香りが漂ってきます。串焼メニューは、赤どり(鹿児島産の地鶏)、黒豚、野菜があり、約25種類の串を提供。今回は、赤どりのせせり・砂ズリ・皮に、黒豚モモ・黒豚バラをいただきました。
■薩長同盟メニューを順次スタート
赤と黒さんでは、2018年に明治維新150年を迎えることから、薩長同盟をテーマにしたメニューを始めるそうです。今回作っていただいたのは「薩長同盟ぎょうざ」。鹿児島産黒豚と山口県オリジナル野菜「はなっこりー」を使った餃子です。今後は、桜島大根を使った「けんちょう(山口県の郷土料理)」、岩国れんこんを使った薩摩揚げなど、薩摩と長州をコラボしたメニューを順次提供していくそうです。
薩長同盟メニューに合わせて、鹿児島で唯一造られているという日本酒も用意し、山口の日本酒と飲み比べもできるようになります。もちろん、鹿児島の代表的な芋焼酎も用意するそうです。
山口県内19蔵の日本酒だけでなく、こだわりの芋焼酎を提供している赤と黒さん。いろいろな地酒とそれに合う料理を楽しむにはおすすめです。
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。お店の都合や事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。 訪問日:2015-12-23