アート、雑貨、スイーツ・・・美術館を遊び尽くす
(周辺スポット・山口サビエル記念聖堂の記事はこちら。)
■イマドキの美術館はお楽しみいろいろ
さて、亀山公園の遊歩道を下って山口県立美術館に到着〜!!
山口県立美術館は雪舟と雲谷派、香月泰男など山口県ゆかりの作家の作品を所蔵、またアート好きをうならせる特別展を開く企画力にも定評あり。
館内にはミュージアムショップと中庭を臨むオープン・カフェもあって、美術鑑賞プラスアルファのお楽しみも。
ミュージアムショップをのぞいてみると、館オリジナルの雪舟の絵入り一筆せんや東京の有名文具店のレターセット、モダンな懐紙などお洒落なセレクトショップも顔負けの気のきいた品がズラリ。山口県産の和紙や山口在住のクラフト作家の小物など、山口ならではの品もあり目移り必至のラインナップ。
特別展期間中は絵ハガキや複製画、メモ帳、書籍などその関連アイテムもずらりと並ぶそう。お土産にしてもいいし、自分への山口の記念品でも。
さて、オープン・カフェ「ラ プリュム ブルー」でゆっくりとティータイムを楽しみましょうか。
ケーキや焼き菓子で人気の市内の洋菓子店が出店されているとのことで、ショーケースの中はどれも美味しそう。
ここでのおすすめを伺ってみると、ランチやイベントデセールだそう。イベントデセールって??
開催中の特別展の内容にあわせてパティシエが考案したスペシャルなデザートのコトですって。期間限定メニューだそうなので、出会えたらぜひ。<狐>が訪れた時は「英国の夢」展にあわせた、イギリスの伝統的なデザート「イートンメス」でした。明るい光が降りオープンカフェでいただくスペシャルデザートは格別。次の特別展の時はどんなオリジナルデサートが出るのかな? とっても楽しみ。
そうそう。カフェと展示室のあいだにある出入口から中庭に出ることができるんです。芝生の上のアーティスティックな彫刻群も、ぐっとそばに寄って間近に見れちゃいます。中庭を縁取るように植えられた木々は背後の亀山の緑とあわせて「県美の森」と呼ばれいるそう。「春にはお花見が楽しめるんです」と美術館のスタッフさんから穴場情報をゲット。
お茶を飲んでほっとひと息ついたので、開催中の特別展の鑑賞にまいりましょう。
最後にちょっとお得情報を。山口県立美術館では、萩市にある山口県立萩美術館・浦上記念館と共通で特別展が3回まで無料になったり図録を割引価格で購入できたりするメンバーズクラブを設けているそう。ご興味のある方は山口県立美術館のHPへ。
ミュージアムショップとカフェは入館料なしで利用できます。まち歩きの途中に気軽に立ち寄ってみるものいいかもです。
■まるごと公園のような快適エリア
展覧会プラスアルファを満喫した県立美術館を出ると、目の前は日本の道・百選にも選ばれたパークロード。四季折々に美しい姿をみせる並木道は、山口の自慢のひとつです。そのパークロードを地下道で横断して一の坂川方面に向かいましょう。
地下道を抜け、地上にあがるとそこは山口県立山口図書館やテニスコート、公園のあるエリア。
湯田温泉に戻るバスに乗るには、亀山公園ふれあい広場を抜けて、一の坂川交通交流公場へ。広場の右端には道に沿って香りのよい木々が植えられている「香りの森」の遊歩道もあり気持ちよく歩けますよ。
このあたり一の坂川交通交流公場から一の坂川にかけてエリアでは、冬には「12月、山口市はクリスマス市になる。」と銘打ったイベントが行われ、一帯がイルミネーションで彩られます。
ここまで来たら、「西京橋」バス停はすぐ目の前。バスに乗車して10分弱で湯田温泉まで帰りつきます。
まだまだまち歩きを楽しみたいなぁ、という時は、一の坂川沿いに大殿界隈をぶらぶら歩いて散策するもよし、クリエイティブスペース赤れんがでレンタサイクルを借りてまち巡りをするもよし、です。