湯田の外郎ストリート 松田松栄堂 編
創業七六年の職人がうみだした「新しい山口外郎」の魅力
松田松栄堂さんは、狐の足あとから徒歩2分ほど、県道204号線、バス停の前に昭和17年からお店をかまえています(2018年4月から駐車場案内が新しくなります。詳しくはこちらからご確認ください。)
店内に入ると落ち着きのある懐かしい雰囲気。ショーケースには作りたての生外郎の他、季節ものの干菓子、萩の夏みかんで作った夏みかん菓子やマーマレードが並んでいます。
「その日できたものをその日の内に」できたての生外郎を提供
外郎は三代目の現社長が、たった一人でつくられます。その日に売るだけの外郎が、早朝からつくり込まれ夕方には完売します。選り抜かれた材料から丹精込めてつくられる外郎は、山口外郎ならではの、柔らかくもっちりした食感を楽しめます。
素材本来の香りを100%引き出すこだわり製法
松田松栄堂さんの外郎はなんといってもその香りの高さ。
「目を瞑っても香りがわかる外郎」をコンセプトに、上質な材料の味と香りがしっかりと口の中で広がります。
伝統の外郎をさらに進化させた「ラムレーズン」と「夏みかん」は、これまでにないお洒落で洋風な味わい
・上品でなめらかな口当たりの「こしあん外郎」
の伝統的な外郎に加え、三代目から新しく登場した、
・上質の抹茶が香り高い「抹茶外郎」
・ほっくり炊けた大粒の小豆が嬉しい「をぐら外郎」
・萩の夏みかんを使ったさわやかに甘酸っぱい「夏みかん外郎」
・トロピカルな香りとレーズンの食感が不思議と美味しい「ラムレーズン外郎」
秋には生栗を特製の蜜漬にしてこしあん外郎にちりばめた
・季節限定の「栗外郎」など、オリジナリティー溢れる外郎が評判を呼んでいます。
日持ちのする真空パック売りはお土産にピッタリ
雪舟の水墨画「山水長巻」をイメージした名品【山水菓】
水墨画の滲みを黒ゴマで表現した美しい寒氷。黒い部分は黒ゴマが練り込まれており、口の中一杯に香ばしい黒ゴマの香りが広がり、とろりと上品にとろけます。渋めの日本茶や抹茶によく合い2週間と日持ちもするので、ワンランク上のお土産におススメ。
上品で可愛らしい、色鮮やかな金平糖【花ごよみ】
季節の花をイメージしてつくられた金平糖「花ごよみ(花暦)」は、花のように上品で落ち着いた色合いが特徴です。季節に伴う植物の変化のように、色ごとに違う様々な香りを楽しめます。
茶人に愛好され「一楽、二萩、三唐津」と歌われた山口の萩焼
店内コーナー右側には、萩の窯元から仕入れた萩焼がずらりと並んでいます。
萩焼は400年以上の歴史があり、今もなお土の風合いが生みだす独特の柔らかさや温かさに根強いファンがいます。萩焼には「七化け」という言葉があり、それは萩焼の焼き締りしにくい土の性質から生み出される表面の釉のひびに、お茶やお酒などが浸み込んでいって起こる色合いの変化のことをさします。使い込むほどになんとも言えない侘びた味わいを醸すのが萩焼の特長的な魅力です。
萩焼はその独特の風合いを楽しむ意味で無地の焼き物が主流ですが、近年では萩焼ならではの陶土の質感はそのままに、色ガラスの粉末を釉薬にし、器の底が宝石のようにキラキラと輝くガラス釉【画像左】や、釉薬に鮮やかな顔料を混合したり、刷毛目などのや模様の装飾を施したお洒落な萩焼も制作されています。萩焼の魅力をぜひお店でご覧ください。
〒753-0056
山口県山口市湯田温泉1-11-29
Tel 083 922 1164
Fax 083 922 1164
定休日:毎週火曜日、1月1,2,3日
営業時間:10:30~19:00