いいトコ、あります。狐の足あとブログ

2020年10月

2020年は雪舟生誕600年!大内氏&雪舟ゆかりの史跡巡り~龍福寺界隈②~

 

前回は龍福寺から大殿大路を歩いて、大路ロビーまでをご案内しました。今回は大路ロビーから一の坂川方面に向かって「錦小路」を歩いてみましょう。大内館を中心に京を模して築かれた街並みは「碁盤の目」のような町割りになっています。タテヨコに伸びる道には「○○大路」「□□小路」といった名称があり、字面から当時の様子を垣間見ることができます。

一の坂川に出たら、橋の向こうに見えるのが「鴻雪園」です。元々、市内の別の場所にあった老舗のお茶屋さんで、2019年11月に現在地に移転オープン。お茶関連のスイーツが豊富に揃い、近隣散策の名物スポットになりました。

 

▲町屋を利用したお店は、一の坂の風景に素敵に溶け込んでいます。


▲スイーツは店内だけでなく、テークアウトもOK(写真は黒蜜きなこソフト)


▲店の前の橋上から眺めた秋の一の坂川


一の坂川を上流に向かって歩くと、見えてくるのが琴水橋。そのパークロード側のたもとには、複数のお店が入居する長屋があります。その端っこにあるスイーツのお店が「お菓子工房 まぁちゃん」です。自慢のケーキや焼き菓子は、ふと食べたくなる素朴な美味しさで、焼きたてパンが並ぶ「パンの日」もあります。

▲アットホームな雰囲気の「まぁちゃん」。2階はギャラリー「Ai’s Studio」


▲手作りの洋菓子が並ぶ店内


さらに上流に向かい、春日橋を渡ったら今度は八坂神社方面へと足を伸ばします。大鳥居の目の前にあるのが、大内人形を象った和菓子「大内もなたん」が人気の「山口風月堂」です。

▲明治30(1897)年創業。店に並ぶ和菓子は「毛利公」「大理石」「祇園まんじゅう」など、逸品と呼ばれるものばかり

▲「大内もなたん」は売り切れ必至。必ず手に入れるなら予約がおすすめです

 

 

そして、大鳥居の前を日赤病院方面に少しくと目に入るのがイタリア国旗。日本家屋をリノベーションした「イタリア食堂Be’che e’⁉(ベケ)」は、人気上昇中の注目スポットです。

▲ベけの外観。店内へは靴のままでOK

 

イタリア中部のウンブリア州スポレート出身の画家でもあるイタリア人のご主人と現地に長く暮らした料理研究家の日本人の奥様が切り盛りするお店です。気取らないイタリアン、現地の家庭の味わいが楽しめ、ワインもご当地産のものが揃っています。

▲店内ではご主人、ロベルト・ピビリさんの作品にもお目にかかれます

ランチコース一例。季節のデザートも訪れてからのお楽しみ!


▲店の目の前には八坂神社


大殿の一の坂川&龍福寺界隈には、新たな魅力が次々に生まれています。散策するたびに新たな発見&再発見に出会えることでしょう。心地よい秋風を受けながら、あなたなりの楽しみ方を見つけてください!

 

 

★1420年の雪舟生誕年から数えてちょうど600年という節目。山口県立美術館では、特別展「雪舟600年展」が10月31日より開催予定(12月21日まで)です!
※当ブログにてご案内していた特別展「生誕600年記念 雪舟と狩野派」は、新型コロナウィルス感染拡大防止対策のために来年度以降に延期となりました。

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