2020年11月
今年も「山口市」は「クリスマス市」に!イベント盛りだくさん!
「12月、山口市はクリスマス市になる。」
1552年12月、山口でキリスト教司祭が日本信徒たちとの降誕祭を初めて一緒に祝ったという史実から、山口市は「日本のクリスマス発祥の地」とされています。
12月、山口市は「クリスマス市」となり、山口市長も「クリスマス市長」、そして山口市民も「クリスマス市民」となって、12月1日(火)の「クリスマス市セレモニー」を皮切りに市内のあちこちで様々なイベントが繰り広げられる様子は、今ではすっかり山口市…いえ、クリスマス市の12月の風物詩となりました。
クリスマスと言えば、イルミネーション。今回は数あるイベントの中で「灯り」関連のイベントをご案内します。
まずは、12月1日(火)の「クリスマス市セレモニー&光誕祭」例年ならサビエル記念聖堂を舞台に音楽と光の演出が楽しめるところですが、今年に限っては公式サイトでの動画公開となっています。公開スタートは18:00から、12月3日(木)まで閲覧可能です。
▲2019年の光誕祭当日のサビエル記念聖堂。ライトアップで幻想的な光景に
▲聖堂上空を神秘的な光線が彩る光誕祭。来年はこの光景を間近で楽しめますように…(写真は2018年の様子)
同じく12月1日(火)には「日本のクリスマスは山口から点灯式」も開催。こちらも今年に限って無観客での実施で、当日にライブ配信も検討中。詳しくは山口商工会議所青年部webサイト(https://yamaguchi-yeg.jp)をご参照ください。亀山公園の県立美術館横のゾーンに設置される旧サビエル記念聖堂のイルミネーションは、月末まで毎晩点灯され、記念撮影スポットとしておすすめです。周辺の木々も七色にライトアップされます。
▲旧サビエル記念聖堂をかたどったイルミネーションは、クリスマス市のシンボル
さらに、阿東地域交流センター地福分館では、前提にそびえる20mを超えるモミの木をイルミネーションでデコレーション。12月24日(木)から1月11日(月・祝)まで巨大なクリスマスツリーとして毎夜翌朝まで点灯されます。
▲高さは22mと27m!遠くからも見つけることができる巨大ツリー。
「灯りイベント」は、雪舟亭や山口市菜香亭、中心商店街などでも開催されます。すべてのイベントも含めて詳しくはクリスマス市公式サイト(http://www.xmas-city.jp/)をチェック!
「密」にならないなど、コロナ対策とともに「防寒」もしっかり!クリスマス市の1ヶ月を楽しみましょう!
山口県立美術館で「〈雪舟600年〉展」がスタート!
1420年の雪舟生誕年から数えてちょうど600年という節目。山口県立美術館では、特別展「雪舟600年展」が10月31日(土)より開催されます。期間は12月21日まで。
山口県立美術館では、水墨画家・雪舟の作品「山水図」「牧牛図(牧童)」など、いずれも国の重要文化財に指定されている貴重な作品を所蔵しています。「山水図」は毛利博物館にある国宝「四季山水図」が「山水長巻」と呼ばれているのに対して、「山水小巻」とも呼ばれています。
今回はこれらの作品とともに、昨年末の同館での特別展にて国内で初めて披露目された「騎獅文殊・黄初平・張果老図」も展示。雪舟が「拙宗」と名乗っていた若き日の貴重な作品といわれ、文殊菩薩図を中幅とし、黄初平と張果老という仙人図を脇幅とする三幅対形式の大作です。再び間近に鑑賞できる貴重な機会をぜひお見逃しなく!
なお、山口県立美術館では、新型コロナウィルスの感染防止対策として、30分60人ごとの定員制による入場が実施されています。同館サイトでの予約をお忘れなく!
https://www.yma-web.jp/exhibition/
▲パークロード周辺は紅葉も見頃。駐車場から美術館までの散策も目を楽しませてくれます
ちなみに、雪舟関連で耳寄りな情報がもう一つ!
お隣の防府市にある毛利博物館でも「〈雪舟600年〉展」と同じ会期で、特別展が開催されます。こちらでは、11月20日(金)まで雪舟の画風を受け継いだ雲谷等顔による「四季山水図」、11月21日(土)からは本家・雪舟の「四季山水図」という、なんと国宝2作品のリレー展示!
せっかくなら期間中に両館ともに訪れておきたいところですね!しかも、毛利氏博物館のある毛利氏庭園は紅葉の名所としても有名です。国宝鑑賞とともに赤く色づいた美しい庭園散策も満喫できます。
山口県立美術館 https://www.yma-web.jp/
毛利博物館 https://www.c-able.ne.jp/~mouri-m/
※当ブログにてご案内していた特別展「生誕600年記念 雪舟と狩野派」は、新型コロナウィルス感染拡大防止対策のために来年度以降に延期となりました。