いいトコ、あります。観光・回遊ガイド

国宝瑠璃光寺五重塔

山口っこ自慢の五重塔はいつでも、どこからでも美しい

瑠璃光寺五重塔

瑠璃光寺五重塔

 木々を背景にすっくと立つ国宝瑠璃光寺五重塔。桜、緑きらめく季節、紅葉、冬枯れ、雪景色と四季折々絵になるスポットです。室町時代に、大内盛見が兄義弘を弔うために建立したそうです。全国の屋外にある五重塔のうちで10番目に古いもので、その優美な姿から、奈良の法隆寺、京都の醍醐寺の塔と並んで「日本三名塔」にあげられています。まず池の前から五重塔全体を堪能したら、池のほとりを歩いていって塔のすぐそばまで寄って見上げてみましょう。そり返りが美しい桧皮葺(ひわだぶき)屋根は軒下の組みものもおもしろい。一層の中にはお経が収められているそうです。瑠璃光寺資料館で全国の五重塔や瑠璃光寺についてのお勉強もできます。茶店で塔を眺めながらのティーブレイクもいいものです。

 周辺は香山公園と呼ばれていて、詩や句を記した碑が点在。幕末の志士たちが集った枕流亭や茶室「露山堂」、毛利家の墓所、うぐいす張りの石畳などがあります。

 すぐ近くに県庁があるとは思えないほどおっとりと雅やかな空間です。石畳や砂利道もあるのでヒールのある靴よりもフラットのほうが歩きやすくてグッド。

 

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