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藩庁門

県政の中枢で「古き良き時代」を感じてみて

藩庁門

藩庁門

 山口県庁の正面入り口そばにある、瓦屋根のついた堂々たる門。幕末、藩庁が萩から山口に移された時、今の県庁の場所に政事堂が建てられ、藩庁の表門も造られました。第一次長州征伐により幕府からの命令でほぼ完成していた山口城の主要施設は一度取り壊されますが、その後、当時としては最先端の西洋式八稜城郭を建設。藩庁門は今も、徒歩で通り抜けることができ、堀や土塁にも城郭の名残を感じます。

 専門用語で言うと「一間一戸脇門付き薬医門、切妻造り、本瓦葺き」。材はけやきと松です。山口県の重要文化財に指定されています。

 県庁の敷地内には大正時代に建てられた旧県庁舎と旧県会議事堂が残されていて、山口県政資料館として利用されています。レンガ造り、西欧風の素敵な建物で国の重要文化財指定。旧県庁舎では県政に関する展示コーナー、物産展示コーナーがあり、旧知事室や旧正庁会議室は当時のまま保存されていて見学することができます。旧県会議事堂でもいろいろな資料が展示されています。議場ではコンサートや講演会などイベントも開催。アンティーク好きにはたまらない空間です。ぜひ足を踏み入れて、大正ロマンの空気を肌で感じてみてください。

旧県会議事堂内観

旧県会議事堂内観

旧県庁舎

旧県庁舎

 

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