徳地手漉き和紙「季(とき)の紙人展」開催中
900年の歴史と人の想いを受け継ぐ山口市の指定無形文化財
徳地手漉き和紙の歴史はおよそ900年。その起源は鎌倉時代初期からと伝えられています。手漉きの製紙法はその後も大切に受け継がれ続け、室町時代、大内氏の頃には品質の高さが評判となり「得地紙」と文献にも記述が残るほどに製紙技術が向上。江戸時代には「米・塩・蝋と共に「防長四白」として数えられ、その薄さや丈夫さの品質は 「関西第一」と称されました。
――――「手漉き和紙」x「紙人」人の手で創られる味わい――――
今回はその徳地和紙を使い数々の紙人形(紙人)を創作し続けてこられた風伝(ことずて)さんによる、日本の12ヶ月それぞれを紙人で表現した『季(とき)の紙人展』を開催中です。
月ごとに異なる季節の移ろいを、紙人たちの衣装や動きで表現しています。
一つ一つ心をこめ手間を惜しまず創りこまれた紙人の温かみのある愛らしさや、肌や衣装、髪の毛に至るまで、手漉き和紙ならではの優しい風合いをぜひ間近でご堪能ください。
また去年の5月の展示でも好評だった、湯田温泉の狐をモチーフにした童も装いも新たに登場!こちらも展示販売しております。
そしてもう一つ、今年4月3日(日)に開催される『第7回ゆったりと一の坂川のほとりでひな流し』で実際に使用される徳地和紙のひなも合わせて展示中です🌸
平安時代から、穢れ(けがれ)を清め無病息災を祈願する行事として紙で作った人形を川へ流す「ひな流し」は、山口市では徳地和紙で制作されています。
イベントはどなたでも参加可能。3月下旬~4月上旬には一の坂川の約200本のソメイヨシノも見ごろを迎え、近隣ではカフェやショッピングも楽しめます🍰☕🌸ぜひご参加ください。
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