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『徳地和紙で彩る山口のクリスマス』開催中

 

 

狐の足あとの2階エレベーター横ではただいま、山口市の無形文化財『徳地手漉き和紙』で作られたクリスマスフォトスポットを展示中です。

 

注目は和紙の原料である三椏(みつまた)の木で製作したクリスマスツリー

▲徳地和紙の原料である三椏(みつまた)の木

三椏(みつまた)は樹皮の繊維が丈夫なことから和紙、とりわけ紙幣や証券などの高級な紙の原料として知られる落葉性の花木です。

紙幣の原料として使われる三椏の木は、これまではぎとられた樹皮のみが造幣局に収められ、その後に残った原木は破棄されてきました。

▲収穫された三椏の木

しかし、土から木が育ち、収穫して加工し、紙として使用した後(和紙は植物の繊維でできているため)土に還すことができる和紙の「循環」と同じように、三椏の木も余すことなく活用できないか?という視点から、

▲皮を剥ぐと真っ白な白木が現れます

樹皮を剥いだ後の美しい白木(しろき)部分を華道やオブジェとして再利用する人も多く、徳地和紙に関わる職人・作家さんたちも三椏の木を利用した徳地和紙作品を多く製作しています。▲剥いだ樹皮はその後さまざまな工程を経て、美しくしなやかな徳地和紙となります

 

今回はそんな三椏の木を贅沢に使用した特大クリスマスツリーを、狐の足あと2階で12月25日まで展示中!

クリスマスツリーの周りにいる愛らしいクリスマスベアや動物たちももちろん徳地和紙で作られています。

 

▲サンタクロースの衣装やプレゼントのラッピングももちろん徳地和紙

丈夫な樹皮から作られた徳地和紙は、薄いのにしなやかでとても丈夫です。ちょっとやそっとでは破けず、布のように柔らかく形を変えることができます。和紙独特のやわらかく優しい風合いや手触りをぜひ間近でご覧ください。

 

展示期間は2024年11月26日(火)~12月25日(水)の夜22時までとなります。

 

 

<時間>
8時~22時(入館無料)

<場所>
狐の足あと2階フロアスペース


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